ポモドーロ勉強法とは?デメリットを解説
・集中力を持続させ勉強をしたい
・効率よく勉強を進めたい
このような思いから勉強法を調べ、「ポモドーロ勉強法」にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
ポモドーロ勉強法とは、「ポモドーロテクニック」を利用した勉強方法のことを指し、集中力を持続させると同時に、集中力を高めて勉強をするために有効なテクニックの1つです。
この記事ではポモドーロテクニックとはどのようなテクニックなのかを解説し、ポモドーロテクニックの基本的なやり方を紹介するとともに、ポモドーロ勉強法のデメリットや、ポモドーロ勉強をするときにおすすめのアプリなどを紹介していきます。
ポモドーロ勉強法に関してよくある質問も紹介していますので、最後まで読んでみてください。
目次
ポモドーロテクニックとは?
ポモドーロテクニック(Pomodoro Technique)は、時間管理および効率的な作業方法を提供するテクニックの1つです。
このテクニックは、フランチェスコ・シリロ氏によって提唱され、トマト型のタイマーを使って作業と休憩を調整する方法です。
ポモドーロテクニックは、仕事、学習、プロジェクト管理など、さまざまなコンテキストで利用され、効率的な時間の使い方をサポートする強力なツールとして広く使われています。
ちなみに、ポモドーロとはイタリア語で「トマト」を意味し、シリロ氏がトマト型のキッチンタイマーを使用してこのテクニックを開発したことに由来しています。
ポモドーロテクニックの基本
ポモドーロテクニックの基本的な原則は次の通りです。
①25分の作業セッション(ポモドーロ)
25分間の作業セッションを設定します。
このセッションでは、特定のタスクに集中します。
この時間は、気力を維持しやすい長さであり、過度の疲労を防ぎます。
②5分の休憩
25分の作業セッションの後に、5分間の休憩を取ります。
この休憩時間はリラックスし、疲労を軽減するためのものです。
③4セットごとに長い休憩
25分の作業セッションと5分の休憩を4セット繰り返した後、長い休憩を取ります。
通常は15〜30分の長い休憩とされています。
これ以上長い休憩を取ると集中力が続かなくなったり、勉強に戻ることが困難になることがありますので、長い休憩を行う場合もタイマーを利用し、しっかりと時間を区切るようにしましょう。
ポモドーロを活用した勉強法のデメリット
ポモドーロテクニックは効果的な時間管理法であり、多くの人にとって効果的な学習法ですが、デメリットも存在します。
以下に、ポモドーロを活用した勉強法のデメリットを紹介します。
・適切なタイミングが難しい
・断続的な切り替えによるストレスが発生することがある
時間の制約がある
ポモドーロテクニックでは、25分の作業セッションと5分の休憩を繰り返します。
これは時間制約があることを意味し、特定のタスクに深く没頭している場合でも、25分でセッションを終了する必要があります。
そのため、勉強内容によっては効率が落ちたり、創造性を失う可能性があります。
適切なタイミングが難しい
一部の人にとって、25分の作業セッションが短すぎる場合があり、勉強に本格的に取り組む前に時間が終了してしまうことがあります。
逆に、他の人にとっては25分でも長いと感じ、集中力を維持するのが難しいこともあります。
25分はあくまでポモドーロテクニックの基本となる時間ですので、何度か試す中で自分に適した時間を探るのがおすすめです。
断続的な切り替えによるストレスが発生することがある
ポモドーロテクニックを使うことで、セッション間の切り替えやタイマーに対するストレスが生じることがあります。
特に、集中力が高まっているときは休憩に切り替えることが難しいことがあります。
ポモドーロテクニックは、多くの人にとって効果的な学習法である一方で、デメリットがあることも考慮する必要があります。
学習スタイルやその時々の勉強内容に合わせて、最適な時間に調整し、ポモドーロテクニックを活用してみてください。
ポモドーロの最大のメリットは「集中力の向上」
先にデメリットを紹介しましたが、ポモドーロテクニックは「集中力」を高めるためには非常に有効な手段であり、効率的な勉強に役立ちます。
ポモドーロテクニックを活用した勉強法では、25分という限られた時間内で特定のタスクに集中し、無駄な時間や気晴らしを最小限に抑えることができます。
この方法を活用することで、作業中に気が散ることが減り、結果的に効率的に勉強を進められるようになるでしょう。
また、ポモドーロテクニックを継続的に何度も実践することで、長期的な集中力の向上も期待できます。
ポモドーロ勉強法におすすめのアプリ
ここではおすすめのポモドーロ勉強法に利用できるアプリを紹介します。
・Forest – 集中力を高める
・集中|勉強・仕事のモチベーション
アプリごとに特徴を紹介します。
いずれのアプリも無料で使えますので、気になるものをインストールして利用してみてください。
Be Focused
シンプルなポモドーロアプリを利用したい方におすすめのアプリが「Be Focused」です。
Be Focusedは初期設定で、ポモドーロテクニックの基本である、作業25分、休憩5分でタイマーが設定されていますので、アプリを起動したら勉強開始と同時にタイマーを稼働させればOK。
特に設定が必要ないため、すぐにポモドーロテクニックを利用した勉強を試すことができます。
その他に機能もついていないため、ついつい何かを触ってしまい、スマホを触り続けるという心配もありません。
言語は英語ですが、シンプルな画面になっていますので、使い方で迷うことはなく、簡単に使うことができますよ。
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Forest – 集中力を高める
136カ国で仕事効率化部門1位。全世界200万人以上のユーザーが満足したアプリが「Forest」です。
タイマーは10分から120分の間で設定できるので、自分にあった時間でタイマーを設定して、ポモドーロを利用した勉強ができます。
Forestの大きな特徴は「使い込む程に木が育つ」ということです。
1作業を終えると木を植えることができ、作業を繰り返していくと木が育っていきます。
スマホを触っていない間に木が育っていきますので、勉強をするのが楽しくなるのと同時に、スマホに触らないことにもなりますので、集中して勉強できます。
作業中にはホワイトノイズを流すこともできるため、更に集中できる勉強環境を作ることもできます。
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集中|勉強・仕事のモチベーション
「集中」はシンプルであることが特徴のポモドーロアプリです。
デフォルトで10分、25分、60分のタイマーが設定されており、それをそのまま使うこともできますし、+ボタンから自分が好きな時間でタイマーを設定することもできます。
休憩時間も3分、5分、15分から選択できますので、自分にあったポモドーロの時間を選ぶことができます。
また、アプリに広告は一切表示されませんので、タイマーを利用するタイミングで別のことが気になってしまったりすることがありません。
ポモドーロ勉強におすすめのアプリで1つ目に紹介した「Be Focused」に比べると機能は多いですが、シンプルな作りであることに変わりはありません。
「集中」は日本語のアプリですので、日本語でシンプルなポモドーロ勉強アプリを使いたい方にはこちらがおすすめです。
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ポモドーロ勉強法でよくある質問
ここではポモドーロテクニックを活用した勉強法についてよくある質問を紹介します。
・ポモドーロ・テクニックは意味がない、嘘であると聞いたことがあります。
ポモドーロ勉強法の休憩時間は何をすればいいですか?
5分間の休憩では、25分の勉強時間にやっていたことから、しっかりと離れることが重要です。
頭も身体も一度、勉強の体制から切り離すために、軽いストレッチを行う、深呼吸をする、短い瞑想を行うなども有効です。
一方で、特に何もしないということも有効ですので、勉強机から離れて気持ちの切り替えを行ってみてください。
何をしなければならないと考えることをやめ、休息することが重要だと覚えておきましょう。
ポモドーロ・テクニックは意味がない、嘘であると聞いたことがあります。
人によってポモドーロテクニックが合う合わないということは多少なりともありますが、ポモドーロテクニックを利用する際に「スマホ」のタイマーを使うと失敗するケースがあるようです。
勉強の際にスマホが目に見える場所にあるだけで、なにか気になってしまったり、SNSを見たくなったりしてしまい、自分では意識していなくても気が散ってしまいます。
特にスマホのタイマーを止めるときなどは、一度スマホを触ることになりますので、他のこともついついしてしまいたくなり、結果的に5分の休憩で終わらず、ダラダラとスマホをみてしまうということもよくあります。
一度スマホを触るとなかなかやめられないという方は、スマホではなく、専用のタイマーを利用してポモドーロテクニックを使ってみてください。
ポモドーロ勉強法を活用して集中力を保とう
ポモドーロテクニックは作業時間を25分、休憩時間を5分に設定し、この30分を繰り返すことで集中力を上げるテクニックです。
基本はこの30分ですが、勉強する科目や内容によって時間を調整して行うことはもちろん問題ありません。
ただし一気に長時間の勉強時間にしてしまうと集中力が続かなくなってしまう可能性がありますので、最初に25分で試して短いと感じたら30分にしてみるなど、徐々に勉強時間を伸ばしていくのがおすすめです。
勉強をするときには、効率的に集中して勉強することが重要です。
ポモドーロテクニックを利用すれば、これまでなかなか集中力が持続しなかった方でも、集中して勉強できるようになることもありますので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。