
独学の効果的なノートの作り方
目次
独学でノートって本当に必要?
独学を始めたばかりの頃、こんな経験はありませんか?
- ◯ 綺麗なノートを作ることに夢中になって、肝心の勉強が進まない…
- ◯ ノートを取っているのに、なぜか頭に入ってこない…
- ◯ そもそも、ノートって必要なの?
実は、ノートの必要性は人によって全く異なります。大切なのは「自分に合ったノートの使い方を見つけること」です。
この記事では、独学者が陥りがちなノートの罠を避けながら、あなたのタイプに合った効果的なノート術をご紹介します。
あなたはどのタイプ?独学スタイル診断
まず、自分がどのタイプの学習者なのかを知ることが重要です。
タイプA:書いて覚える派
- ◯ 手を動かすと集中できる
- ◯ 書くことで記憶に残りやすい
- ◯ きれいなノートよりも、とにかく書き出したい
タイプB:見返して覚える派
- ◯ 何度も読み返すことで定着する
- ◯ 苦手なポイントを明確にしたい
- ◯ 試験前にサッと確認できるものが欲しい
タイプC:体系的に学びたい派
- ◯ 情報を整理しながら学びたい
- ◯ 全体像を把握することが重要
- ◯ 後から見返しても分かりやすくまとめたい
自分がどのタイプか分かりましたか?それでは、それぞれに最適なノート術を見ていきましょう。
【タイプ別】独学を成功させるノート術
タイプA向け:捨てノート術
こんな人におすすめ:
- ◯ ノート作りに時間をかけたくない
- ◯ とにかく記憶に定着させたい
- ◯ 書くことで覚えるタイプ
捨てノート術とは?
『マンガでわかる 現役東大生が実践していた! 東大を攻める7つの勉強習慣』で紹介された、記憶定着に特化したノート術です。「書き出し優先、見返し不要、保管不要」が特徴で、綺麗さは一切不要です。
具体的な実践方法:
ステップ1:15分程度の区切りで読む
テキストや教材を短い区切りごとに読みます。長すぎると記憶が難しくなるので、15分程度を目安にしましょう。
ステップ2:記憶を頼りに書き出す
- ◯ 殴り書きでOK
- ◯ 完璧である必要なし
- ◯ 声に出しながら書くと効果アップ
ステップ3:すぐに答え合わせ
書き出した内容をテキストと照らし合わせ、間違いや抜けを赤ペンで訂正します。この「間違いを知る」プロセスが記憶の鍵です。
ステップ4:繰り返す
次の区切りを読み、また書き出す。この繰り返しです。
失敗しないコツ:
- ◯ 綺麗に書こうとしない(時間の無駄)
- ◯ 完璧を目指さない(間違えることが学び)
- ◯ 書いたノートは本当に捨ててOK
タイプB向け:復習特化ノート術
こんな人におすすめ:
- ◯ 何度も見返して覚えたい
- ◯ 苦手分野を克服したい
- ◯ 試験直前に確認できるものが欲しい
復習特化ノートとは?
「自分専用の参考書」を作るイメージで、苦手な部分だけを厳選して記録するノート術です。
準備:色のルールを決める
- ◯ 黒:通常の記入
- ◯ 赤/オレンジ:重要ポイント・暗記項目
- ◯ 青:タイトル・見出し
ステップ1:苦手分野を厳選する
- ◯ 何度も間違える箇所
- ◯ 混乱しやすいポイント
- ◯ 不安で確認したい内容
注意: だらだら書かない。箇条書きで簡潔に。
ステップ2:重要ポイントはオレンジペンで
赤シートで隠してクイズ形式で復習できるようにするのがコツです。
ステップ3:要約を追加
各分野の重要ポイントや公式をまとめておくと、試験前の確認がスムーズになります。
ステップ4:何度も見返す
価値は「見返す回数」で決まります。通勤や寝る前など、隙間時間に開く習慣を。
失敗しないコツ:
- ◯ ノート作り自体を目的にしない
- ◯ 丸写し禁止(自分の言葉で要約)
- ◯ 1ページ1テーマで情報を整理
タイプC向け:コーネル式ノート術
こんな人におすすめ:
- ◯ 情報を体系的に整理したい
- ◯ 思考を深めながら学びたい
- ◯ 後から見返しても分かりやすくしたい
コーネル式ノート術とは?
アメリカ・コーネル大学で開発され、世界中の大学や研究機関で使われているノート術です。
ノートの作り方:
ノートを以下のように3つのエリアに区切ります。
| ◯ キューエリア(左) | ◯ ノートエリア(右・広い) |
|---|---|
| ◯ サマリーエリア(下) | |
- ◯ 左側(5〜6cm幅):キューエリア — キーワード・疑問点・重要なメモ
- ◯ 右側(広いスペース):ノートエリア — 内容を書き込むメインスペース
- ◯ 下(7〜8cm幅):サマリーエリア — 決定事項・TODO・全体のまとめ
具体的な使い方:
授業・読書中:
- ◯ 右側のノートエリアに内容を記入
- ◯ 重要箇所は色を変える/アンダーライン
復習時:
- ◯ 左のキューエリアにキーワード・疑問を追記
- ◯ 下のサマリーに3行要約を書く
試験前:
- ◯ キューだけ見て右側の内容を思い出す
- ◯ サマリーで全体の流れを再確認
失敗しないコツ:
- ◯ 最初から完璧に分けようとしない(慣れでOK)
- ◯ キューは後から書き足しても良い
- ◯ サマリーは自分の言葉で書く
- ◯ 会議メモやプロジェクト管理にも転用可
ノート活用の共通ルール
- ◯ 使用するペンは3色まで(黒・赤・青)
- ◯ 1ページ1テーマで書く
- ◯ テキストの丸写しは禁止(自分の言葉で要約)
- ◯ 図表はコピーを活用して時間短縮
ノート以外の独学成功の秘訣
無理のないスケジュールを立てる
独学で最も多い失敗は「無理な計画を立てて挫折する」こと。
- ◯ 「今週は忙しいから、通勤30分だけ」
- ◯ 「週末は予定多め→平日に少し多めに勉強」
- ◯ 「疲れた日はノートの見返しだけでもOK」
ポイントは「毎日続けられる最小限」を設定すること。
毎日学習に触れる習慣をつける
- ◯ 通勤でテキスト1ページ
- ◯ 寝る前にノート3分見返す
- ◯ 朝食後に昨日の復習5分
リスクヘッジを用意しておく
モチベ低下時:
- ◯ 場所を変える(カフェ/図書館など)
- ◯ 単元を変える/難易度を下げる
- ◯ 無料講座・体験講座で刺激を入れる
分からない時:
- ◯ YouTubeや解説サイトで補助
- ◯ コミュニティで質問
- ◯ 基礎に戻る/一旦飛ばして再挑戦
まとめ:自分に合った方法で、楽しく独学を続けよう
- ◯ 自分のタイプを知る(書く/見返す/整理する)
- ◯ 自分に合ったノート術を選ぶ
- ◯ 無理のないペースで続ける
- ◯ 挫折対策を準備しておく
ノートは手段であって目的ではありません。
完璧なノートより、「学びを定着させるノート」を目指しましょう。

