菅野正太さんに聞いた!弁護士の資格取得までの道のりと勉強法
弁護士は、数ある資格の中でも合格が難しいとされています。「法律系資格の最高峰」とも言われており、受験を控えている方の中には勉強法に悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、弁護士法人 永 総合法律事務所にて弁護士をされている菅野正太さんに資格取得に関するお話を伺いました。実際に費やした勉強時間やモチベーションを維持する方法、勉強場所などもお聞きしています。
これから、弁護士を目指そうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
資格取得に向けた勉強について
それでは早速、菅野正太さん(以下:菅野さん)にお聞きした内容を紹介します。まずは、資格取得に向けた勉強について詳しくお伺いしました。
Q1:資格取得のために使った勉強時間はどれくらいですか?
本格的に司法試験対策をするようになったのは、ロースクールの入学後からになりますが、平日は授業終了後から午後8時頃まで勉強し、夕食をとってから翌日の午前2時くらいまで勉強していたと思います。休日であれば、午前は自由時間で、午後2時頃から午後8時頃まで勉強し、その後夕食をとってから翌日午前2時ころまで勉強していました。勉強の場所は自宅か近所のカフェがほとんどです。
勉強時間の平均としては、平日なら8時間程度、休日なら10時間程度を目標にがんばっていたと思います。
勉強時間については平日8時間、休日10時間が目安とのことでした。意外にも休日の午前中は自由時間とし、リラックスできる時間を作っていたとのことです。
Q2:資格を取得しようと思ったきっかけは何ですか?
英語の先生と弁護士で悩み、「理不尽に困っている人を助けたい」との思いで弁護士を選んだ菅野さん。2022年には刑事事件において無罪判決を獲得するなど、弁護士になった今も当時の気持ちは忘れていないようです。
Q3:勉強する際に工夫したことは何ですか?
菅野さんのように、自宅以外の場所で学習している方は少なくないはずです。いつもと違う場所に行くことで、モチベーションが上がることも多々あります。
Q4:資格を取得する際、どのようにしてモチベーションを維持しましたか?
モチベーションの維持方法については、自宅以外で勉強するほか、資格試験に合格した後の自分を想像したとお話ししていました。これは、弁護士以外の資格においても同じことが言えるでしょう。
Q5:実際に行なっていた勉強法を教えてください。
また、各科目ごとに演習書を1冊持っていたので、1回の勉強ごとに10ページ進めて10日で1週するなど、科目ごとのノルマについても細分化していました。
こうしておくと、何をやるべきか悩む必要もないので、淡々と1日毎の勉強メニューをこなせると思います。
ローテーションを組んで勉強することで、「何を勉強しよう」と悩む必要がなくなったと話す菅野さん。確かに、どこを勉強するか悩む時間はもったいないかもしれませんね。菅野さんのように自分の中の決まり事を作れば、勉強がスムーズに進むでしょう。
資格取得後について
次に、資格を取得した後のことについてお伺いました。
Q6:弁護士として活躍するにあたっての心得を教えてください。
弁護士として仕事をするためには、依頼人に選んでもらわなければ私たちは仕事ができません。そのため、弁護士として活躍したいのであれば、弁護士業は接客業であるという意識が必要であり、人とのコミュニケーションをとるための能力こそが大切なのだと思っていてほしいです。
弁護士は法律を盾にして戦う前に、依頼者から話を聞き出さなければなりません。そのため、特にコミュニケーション能力を身につけた方が良いとのことでした。
Q7:資格取得後に最も良かったと感じたことは何ですか?
資格を取得することで、さまざまなことに挑戦できる機会がもらえること、キャリア選択の幅が広がることが最も大きなメリットだと教えていただきました。
Q8:弁護士の資格を活かすために必要なことは何だと思いますか?
弁護士と言えば法律関係の知識が最も必要なイメージがありますが、実際には幅広い知識がいるとお話ししていました。特に企業法務であれば、相談者側の立場によって各業界の知識が必要となるでしょう。
Q9:資格を取得したことで生活に変化はありましたか?
弁護士の資格取得を目指したことで、周囲との差を感じていたものの、結果的には満足のいく仕事に就けたとお話ししてくださいました。
Q10:資格取得後に叶った夢や達成した目標はありますか?
現在は、弁護士事務所に所属している菅野さん。これからも、いろいろな目標を立てながら努力を続けていきたいと話していました。
Q11:あなたの人生を一言で表すとしたら、どんな言葉になりますか?
弁護士の資格を取得したことで夢を叶え、さまざまな相談を受けている菅野さんの人生は「順風満帆」とのことです。資格取得の際には大変なことも多々あったと思いますが、その結果として菅野さんのように成功されている方の姿を見ると、勉強のやる気もアップしますね。
成功した姿を思い浮かべてモチベーションUP!
今回は、弁護士法人 永 総合法律事務所の所属弁護士「菅野正太さん」にたくさんのお話を伺いました。弁護士資格を取得するためには長い勉強時間を要しますが、継続して勉強するためにはモチベーションの維持が欠かせません。
菅野さんのお話にあったように、成功した姿を思い浮かべてみたり、自宅以外の場所で勉強したりと、自分なりのモチベーション維持法を見つけてみましょう。勉強は、継続することが何よりも大事です。ぜひ本記事を参考に、弁護士の資格取得を目指してみてください。
有資格者様:プロフィール
弁護士法人 永 総合法律事務所 所属弁護士
菅野 正太(かんの しょうた)
【経歴】
上智大学法学部法律学科 卒業
早稲田大学大学院法務研究科 卒業。中小企業法務、不動産取引法務、寺社法務を専門とする弁護士法人永総合法律事務所の勤務弁護士。
第二東京弁護士会仲裁センター委員、同子どもの権利委員会委員
同綱紀委員会 委員 同 倫理委員会 委員
【保有資格】
英検準1級 TOEIC905点
宅地建物取引士試験合格者
管理業務主任者試験合格者
マンション管理士試験合格者
【公式HP】
弁護士法人 永 総合法律事務所
https://ei-law.jp/