独学は自分で勉強を進める方法ですが、誰でも効率よく学習できるわけではありません。

自分のペースで学習できる一方、モチベーションの維持や学習計画の作成など、課題もたくさんあります。

そこで今回は、独学で効率よく学習を進めるコツを詳しくまとめました。

また、ノートを使った独学の方法やモチベーションの維持方法についても解説しています。

今後、独学で資格取得や知識の習得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

【まずはココ】独学で絶対に抑えたい3つのコツ

独学で絶対に抑えたい3つのコツは、以下の通りです。

• ・「スマホ断ち」をする
• ・学習環境を整える
• ・勉強を習慣化させる

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

「スマホ断ち」をする

まず、独学をするにあたって最初にするべきなのが「スマホ断ち」です。

特に、SNSを利用している方はスマホに気を取られるケースが多く、なかなか学習に集中できません。しっかりと学習を進めるためには、スマホ断ちをするのがおすすめです。

一切、触れないようにする必要はないため、時間を決めてスマホからは慣れましょう。

スマホは部屋の外に置くなどして視界に入らないようにし、一定時間は一切触れずに勉強だけに集中します。

学習環境を整える

集中して勉強するためには、学習環境を整えることも大切です。

自分が集中できる場所を見つけ、ストレスなく学習が進められるようにしましょう。自宅だけでは集中が切れてしまうときは、「勉強カフェ」などの活用がおすすめです。

普段と違う場所で勉強することで、気持ちを切り替えてマンネリ化を防止できます。

勉強を習慣化させる

独学を成功させるコツとして、習慣化させることが挙げられます。

勉強を始めた頃はなかなか習慣化せず、「勉強スイッチ」が入らない方も多いはずです。そんなときは、自分の中のルーティーンを作り、上手く勉強に気持ちを切り替えられるようにしましょう。

例えば、仕事から帰ったらお風呂に入り、まずは1時間程度勉強をします。その後、夕食を取ってから再度勉強をするなどと流れを作っておけば、習慣化しやすくなるはずです。

毎日同じ流れを続け、気持ちの切り替えができるように意識しましょう。

独学のポイントをチェック

独学のポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

• ・目標設定をする
• ・学習計画の策定を行う
• ・モチベーションの維持を意識する
• ・有効な学習ツールを活用する

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

目標設定をする

独学を成功させるためには、明確な目標を設定することが不可欠です。

目標はできるだけ具体的に立て、達成できたかどうかが分かりやすいようにしましょう。「いつ」までに「何を」習得するのかを設定すると、より分かりやすくなります。

明確な目標を設定は学習の方向性を明確にし、自己モチベーションを高めます。

目標のない独学は挫折しやすいため、必ず最初に明確な目標を設定し、紙に書くなどして残しておきましょう。

また、期的に進捗を確認することも大切です。

学習計画の策定を行う

目標の次は、学習計画の策定を行いましょう。

学習の進捗スケジュールを立てるとともに、必要な教材やリソースをリストアップします。独学をするのであれば、教材やテキストなどが必要です。

また、十分なリソースも確保しなければなりません。

求めているレベルに達するまでに、どれほどのリソースが必要なのかを計算し、余裕を持った計画を立てましょう。

作成した計画を守りつつ、こまめに進捗状況をチェックすることが成功への第一歩です。

モチベーションの維持を意識する

モチベーションの管理は、独学をしたい方にとって非常に重要です。

モチベーションを維持するためにも、一定の進捗があった際に自分にご褒美を与えましょう。欲しかったものを買ったり、好きなものを食べたりするのがおすすめです。

自分へのご褒美は、モチベーションを維持すると共に、その後のやる気アップにもつながります。

有効な学習ツールを活用する

独学で効率よく知識を得るためには、以下のような学習ツールを活用しましょう。

• ・オンラインコース
• ・教科書
• ・参考書
• ・学習アプリ

インターネット上には、多くのオンラインコースがあります。自分の学習目標に合わせて、信頼性のあるプラットフォームからコースを選びましょう。

その他、教科書や参考書などを活用する方法もあります。

また、近年では学習を効率よく進められるアプリなども出ているので、積極的に活用しましょう。

学習ツールは、1つに絞る必要はありません。使いやすいと思う組み合わせを見つけ、スムーズに独学を進められる環境を整えましょう。

独学の勉強が向いてる人は？

独学での勉強は、以下のような方に向いています。

・自己調整能力が高い方
・独自の学習スタイルを模索するのが好きな方
・モチベーションの管理ができる方
・独創性と探究心がある方
・自由なスケジュールでも努力できる方

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自己調整能力が高い方

独学を行うには、自己調整が必要です。

独学をする人は、自分の進捗状況や学習計画を管理し、タスクを適切に割り当てる能力に優れています。自分でスケジュールが立てられなければ、独学は成功しません。

独自の学習スタイルを模索するのが好きな方

独学をする場合は、自分自身の学習スタイルを確立して勉強を進めていくのが基本です。

自分に最適な学習方法を見つけ、効率的な学習を実現しなければなりません。そのため、自分の好みに合わせて進められる独学は、学習スタイルに自由度を持たせたい方に向いています。

一方で、誰かの指示なしでは動けなかったり、言われた通りにする方が楽だったりする方は独学に向きません。

モチベーションの管理ができる方

独学は外部からの刺激が少ないため、自分でのモチベーション管理が重要です。

自分の機嫌をしっかり取りながら、モチベーションを維持し続けられる必要があります。自分にとって適当なご褒美を与え、頑張るときは気を引き締めるなど、切り替えが上手くできるかどうかも重要なポイントです。

ご褒美ばかり与えていても、独学は成功しません。

独創性と探究心がある方

独学を好む方は独創性に富み、新しいアイデアやアプローチを模索するのが得意です。探求心旺盛で、自分で問題を解決する方法を見つけ出す能力に秀でています。

新しい知識を発見し、応用することに興味を持っている方も多いでしょう。

自由なスケジュールでも努力できる方

独学は他人から強制されることがないため、自分でスケジュールや目標を立て、自ら管理する必要があります。

自分の生活スケジュールに合わせて勉強時間を設定できるため、仕事や他のことと調和させやすい一方、モチベーションの管理が難しいのが難点です。

資格取得のためのスクールなどと違い、一切管理はされません。

そのため、誘惑に負けずに自由なスケジュールの中で自ら学習を進められる力が必要です。

ノートを活用して独学を進めるコツ

ノートを活用して独学を進めるコツは、以下の通りです。

• ・見直しやすい構造にする
• ・図や表を取り入れる
• ・マーカーを適宜活用する
• ・理解できないことは書かない

ノートを書く時の基本として、「章や節ごとに分ける」「見出しをつける」といったことが挙げられます。このような工夫は、体系的に情報を整理する際に便利です。

文章だけでなく、図や表を活用することで視覚的に情報を捉えやすくなります。

また、重要な部分にマーカーを引いたり、色分けすることで見返す際に効率的に情報を抽出できるでしょう。

ノートを書く際は、必ず自分が理解できる内容のみを記載してください。何か分からないことがあるときは事前に調べ、理解してから記載するのがおすすめです。

自分で分からないことを書いても、何の勉強にもなりません。

独学のコツを掴んで効率の良い勉強を

今回は、独学を成功させるコツやノートを使った勉強法、独学が向いている方の特徴などを紹介しました。

独学に向いているのは自己調整能力が高く、自己モチベーションが保てる方です。また、独学を成功させる鍵としては目標設定や学習計画の策定、適切な学習ツールの活用などが挙げられます。

独学の成功は、決して簡単なものではありませんが、忙しい社会人にとっても取り組みやすい勉強スタイルの1つです。

ぜひ本記事を参考にしながら、適切な学習方法を見つけて独学を楽しんでみてください。